敷地をみる
2017.02.02
真島(ましま)です。
進行中の計画敷地を拝見させて頂きました。
一見すると周りを遮るものが特になく、広い「条件の良い」敷地だと思いました。
と同時に、建築として”解く”のがむずかしいとも感じています。
何か遮蔽物があれば壁を建てる、視界が開けていればそちらに窓を開ける、日が射せば人の集まる場所として計画する、風に方向があれば通り道を造る、など、その場所が教えてくれる建築の解き方みたいなものが掴みづらいのです。
このような敷地に計画する場合は何度も、何度もその場所に足を運びます。日本には四季があるので本当は一年通い、ゆっくり考えたくなります(それを許してくれないのが現代のスピードですが)。
何度となく通うことで必ずその場所が解き方を教えてくれる、と、ちょっと詩的ですね(笑)
建築を創る人として、場所と仲良くなれるのは大切な資質だと思います。
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